Event overview
この概要は2023年3月現在のものです。
イベントの内容は今後予告なく変更される場合があります。
JWPA(一般社団法人日本風力発電協会)ならびにGWEC(Global Wind Energy Council)は、2023年10月に第3回となる「Global Offshore Wind Summit-Japan」(GOWS-J)を北九州市で開催します。
昨年の秋田開催は、国内外より700名を超える多くの参加者により盛況に開催することができました。ご協賛、ご参加いただいた皆様には、あらためて厚く御礼を申し上げます。
今回の開催地である北九州市では、港湾での洋上ウインドファームの建設工事が本年より開始されます。同じ九州地域では、再エネ海域利用法の公募(ラウンド1)での五島市沖洋上風力(浮体)もすでに着工されており、長崎県西海市江島沖ではラウンド2での公募が進められています。また、この地域では、一定の準備段階に進んでいる海域として2海域が指定されており、日本における洋上風力発電の先進地域でもあります。指定基地港湾としても当該地域の中心的役割を果たす北九州市は、GOWS―Jの開催地に相応しい都市と言えます。
GOWS-J 2023は、このイベントに参加するすべてのみなさまに、世界の洋上風力発電の多くの技術・知見をもたらすとともに、関係者に国際的な交流の機会を提供します。
また、開催地の北九州市に加えて、北部九州地域の自治体にも協力をいただき、国内の地域産業への貢献や開発地域における地元理解の促進にも寄与してまいります。GOWS-J 2023 は、イベント内容を昨年以上に充実させて。国内最高峰の総合イベントとして、みなさまをお迎えします。本年10月に、北九州でお会いしましょう。
JWPA 代表理事
Global Head of Offshore Wind, GWEC
(専門講演・パネルディスカッション)
Global Offshore Wind Summit-Japan 2023(GOWS-J 2023)では、カンファレンスプログラムとして、洋上風力発電における国内外の有識者による専門的な講演とパネルディスカッションによる討論を、北九州国際会議場(第1会場)で提供します。
カンファレンスは、会場での聴講のほか、オンライン配信によるライブ視聴も可能です。カンファレンスへの参加には、来場聴講・オンライン視聴とも事前のチケット購入が必要となります(チケット販売は本webサイトにて、2023年6月より販売予定です。)
カンファレンスプログラムは、主催者講演・基調講演に加えて、専門講演(16)、パネルディスカッション(6)が予定されています。各セッション枠のテーマ・講演者は、今後も順次本webサイト上で更新していきます。
カンファレンスチケットは、2種類のタイプ(定員合計700名)にて2023年6月1日より9月8日まで販売します(締切前でも募集定員に達し次第、販売を終了します)。
(展示・商談)
GOWS-J 2023の第2会場となる西日本総合展示場(新館)では、国内外の洋上風力発電関係企業のためのビジネス交流の場と洋上風力発電開発地域における合意形成を目的とした展示が設営されます。第2会場へは、カンファレンスチケットの有無に関わらず、無料で入場いただけます。
大使館単位での企業合同の展示ブース、スポンサーを中心とする企業単位の企業展示ブースが多数出展します。それぞれの展示ブースでは、自社の製品やサービスを説明するポスターパネルやビデオ放映、模型等の展示が行われます。出展している企業を「知る」ことができるだけでなく、簡易な商談席を設けているブースもありますので、新たなビジネス(取引)がその場で生み出されます。
もちろん、本格的に商談を行えるオープンスペース(無料商談席)や有償の個室商談室も用意されています。
その他、大使館や企業団体でのネットワーキングの開催も予定しています(一部のネットワーキングは、北九州国際会議場でも開催されます)。
申込書&出展規約等(洋上風力コミュニティコーナー)
世界の洋上風力発電の統計データや洋上風力発電による地球温暖化対策への貢献、産業への貢献、あるいは洋上風力発電を建設した場合の影響(懸念)等について、諸データ・資料を取り纏めたポスターセッションを実施します。洋上風力発電の開発地における地元住民の方に、洋上風力発電を正しく理解いただくための情報をわかりやすく解説しています。また、国内外の洋上風力発電所の写真パネルも展示します。
風力発電関連産業で働く女性の仕事内容を紹介するポスターを展示します。また、女性メンバーによるミニセッションや座談会、交流会も開催予定です。多様な業種・職種(エンジニア・アナリスト・営業・人事・法務・研究職等)に携わる女性実務者が集まり、風力関連産業での女性構成比率の向上を目指した取り組みを発表します。本コーナーは、風力発電産業のダイバーシティの一環としての取組です。
(学生ワークショップ)
北九州洋上風力キャンプでの成果発表(予定)や、北部九州地域に所在する大学の学生・研究者による洋上風力発電の研究取組を、ポスターセッションとミニセッションで発表します。また、本イベントのスポンサー企業やブース出展企業の若手社員と学生との交流会を実施します。
(レセプション・パーティー)
リーガロイヤルホテル小倉にて、GOWS-J 2023ディナー・パーティー(レセプション・パーティー)を催します。本パーティーへはGOWS-J 2023 カンファレンスチケット・ホルダー(チケット購入者および招待者)の全員が、無料で参加いただけます。
このパーティーには、主催者や講演者も参加となりますので、参加者間で自由に交流を深めることができます。また、代表者による「鏡開き」や地元芸能等もお楽しみいただけます。
GOWS-J 2023開会前の期間に、洋上風力発電に関連するプレ・イベント・ツアーを開催します。ツアー・チケットは、2023年6月1日より販売する予定です(それぞれのツアーの募集定員に達し次第、販売を終了します)。
崎山沖の浮体式洋上風力発電施設・陸上風力発電施設の見学と風力漁業協調をはじめ、地域合意形成が進んでいる五島市との交流会へご参加いただけます。
風力発電機のブレードコンディション点検や補修で活躍するロープアクセスの実演と基地港湾を見学します。
白島沖にある北九州浮体式洋上風力発電実証機を船上から見学します。
GOWS-J 2023 で募集する参加者チケットは、下表のとおりです。
(来場チケット)
イベント第1会場で行われるカンファレンス(講演・パネルディスカッション)の来場聴講チケットです。
カンファレンスの来場聴講チケットには、初日講演をメインホールに入場して聴講できるSチケットと、
初日講演については国際会議室等でスクリーンライブ投映を視聴するAチケットがあります。
両チケットとも2日目以降の聴講は会場を自由に選ぶことができます。
また、両チケットとも以下の特典は共通となっています。
1.
後日、カンファレンスビデオのストリーミング視聴(1週間)
2.
会場内コーヒーサービス
3.
ディナー・パーティー(レセプション)の参加無料(10月12日)
4.
ハッピー・ドリンク・アワーの参加無料(10月12日)
5.
スタンディング・ランチ・ブッフェ無料(10月12・13日)
6.
参加者記念品プレゼント
会員価格*
一般価格
会員価格*
一般価格
2023年6月1日~2023年9月8日まで(定員に達し次第販売終了)
S チケット 350名
A チケット 350名
イベント第1会場で行われるカンファレンス(講演・パネルディスカッション)のオンライン視聴チケットです。
・
後日、カンファレンスビデオのストリーミング視聴(1週間)
会員価格*
一般価格
2023年6月1日~2023年10月2日まで
定員なし
各ツアーの詳細は、本webサイトのツアーのページをご覧ください(6月1日より掲載)
10月9-10日
100名
(最小催行人員70名)
93,000円
(9日現地集合、10日門司での宿泊費を含む)
10月10日
(午後)
10月11日
(午前中)
40名
(最小催行人員20名)
40名
(最小催行人員20名)
3,500円
3,500円
10月11日
(午前中)
120名
(最小催行人員30名)
10,000円
2023年6月1日~2023年9月8日まで(定員に達し次第販売終了)
一昨年と昨年のイベントレポートをダウンロードいただけます。
(英語版のみ)
GOWS-J のカンファレンス会場となる「北九州国際会議場」は、1990年10月に開設され、国際会議のほか、学会やセミナー等で幅広く利用されています。 同時通訳装置が設置されるメインホール(585名収容)、国際会議室(シアター形式200席)のほか、イベントホール、中小会議室(6室)を備えています。
展示会場となる「西日本総合展示場新館」は、1977年の本館に続き1998年4月に開業、AIMビル(アジア太平洋インポートマート)とともに運用をスタートしました。展示面積約8,000㎡、有効展示高13mという広い施設で、GOWS-Jではその2/3のスペースを利用します。
また、ネットワーキングや出展者のミニセッション用にAIMビル3階会議室(311~315会議室、延べ501㎡)も準備しています。
北九州市は、風力発電産業の総合拠点化に向け2011年より「グリーンエネルギーポートひびき事業」に取り組んでいます。
この事業のもと、2016年に北九州港へ洋上ウインドファームを誘致するための公募を行い、今春いよいよ建設工事がスタートします。さらに、このような建設工事を支える港湾施設の整備を進め、2020年に北九州港は国土交通省より『海洋再生可能エネルギー発電設備等拠点港湾』に指定されました。産業振興の面からは、本市への企業集積に尽力しつつ大物部材の取り扱いに適した港湾整備及びO&M機能の充実などに取り組み、今後は、浮体式風車、風車の大型化及び風車リサイクルなど次世代の課題を視野に事業を進めていきます。
北九州市は1963年(昭和38年)に、門司、小倉、戸畑、八幡、若松の5市による新設合併により誕生した都市です。1901年、「官営八幡製鐵所」が誕生し、日本の産業近代化に大きく貢献しました。当時の日本の産業は、欧米から大きく遅れていましたが、ペリー来航を機に産業革命の幕が開きます。欧米から技術を学び日本独自の方法で技術革新を続け、世界でもトップの工業国になりました。急速な成長は、一方で大気汚染や工場排水と生活排水による汚染など、深刻な公害問題も生まれます。そこで市民や行政、企業が結束し、環境改善に取り組み、長い年月をかけて公害を克服しました。2018年4月には OECD より「 SDGs 推進に向けた世界のモデル都市」にアジアで初めて選定され、現在も持続可能な社会づくりを目指しています。
GOWS-J 開催地(北九州市)の紹介 北九州市は、福岡県の北部、九州最北端に位置し、関門海峡を隔てて本州に面した「大都市」と「自然」が共存するまちです。海と山に囲まれているため、魅力的な海の幸・山野幸にも恵まれています。北九州市では多様な歴史的建造物を楽しむことができます。特に官営八幡製鐵所旧本事務所は、日本の近代化に貢献した「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産にも登録されています。2022年3月には「日本新三大夜景都市」に全国1位で認定されました。代表的な夜景スポットの「皿倉山」や朱色に照らされる若戸大橋を臨む「高塔山」、そして遊覧船で海からの工場夜景は幻想的です。